ご挨拶

 会員の皆様には、ますますご清祥のことと拝察申し上げます。

さて、2013年度の一般社団法人日本障害者歯科学会 第30回 総会および学術大会は、神戸で開催させていただくこととなりました。わが国はすでに少子・超高齢社会に突入しており、社会構造も保健・医療の対象も大きく変わりつつあります。障害者歯科もスペシャルニーズデンティストリーと表現されるようになってきて、対象となる障害や病気と年齢層、歯科保健指導と治療の内容と方法、関わる職種の幅などにも大きな変化がみられます。そのようななかで、第30回大会という節目にもあたることから、大会テーマを「スペシャルニーズと歯科保健 −原点に そして未来へ−」としました。

このテーマのもとで、第20回大会(2003年、東京都歯科医師会主催)から10年間に生じた変化と近未来への展望に焦点をあてて企画し、会員の皆様にとって活発な研究発表と交流の場になるよう準備を進めてまいります。

関西では大阪府、兵庫県、京都府で早くから障害者歯科にとり組まれてきており、大阪と京都ではこれまでに総会および学術大会が開催されておりますが、兵庫県では開催されておりませんでした。そこで2013年は阪神淡路大震災から復旧・復興の神戸で開催させていただき、仙台での第31回(2014)大会(宮城県歯科医師会主催)へと繋いでいただきたく思っています。

まだ未確定の部分を多々ありますが、会員の皆様にご意見を伺いながら鋭意準備を進めて参ります。どうか多数の皆様にご参加いただき、またご協力いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

社団法人 大阪小児科医会 会長 小川 實 第30回日本障害者歯科学会総会および学術大会
大会長 森崎市治郎
(大阪大学 歯学部附属病院 障害者歯科治療部)